- 抵抗値を測る
抵抗とは、電流を調節したり、電圧を分圧したりする部品
- テスターの上のスイッチをΩ、トグルを2KΩに合わせる
- 抵抗の両端に測定棒(色や向きは気にせず大丈夫)をあてる
- 抵抗のカラーコードの読み方 www.nteku.com/teikou/teikou_colorcode.aspx
抵抗値のよみかた。黒から白へ色相順に、0から9、
左から、1の位と2の位を表す。3番目は桁数。黒なら×0、茶なら×100、赤なら×1000。
4番目の金色は誤差。
5本筋がはいっているのものは金属抵抗で、3の位が真ん中に追加になっている。
美大生とものぐさが便利につかえる抵抗値を読むサイト:http://bake-san.com/led020.htm
可変抵抗の抵抗値を確認:3本の足のうち、端ふたつの足をワニ口クリップでつまみ、テスターではかる。
つまみを回転させると値が変わるのを確認する
1) R1 : 中央と左足
2) R2 : 中央と右足
の 2ルートに分けて、電流を配分できる。
すなわち、
R = R1 + R2
となる。
よって、
・
右に回すと抵抗が大きくなる、
・
左に回すと抵抗が大きくなる、
のどちらでも選んで使える。
電池(マイナス・黒い線)→ワニ口→抵抗→ワニ口→LED→(プラス・赤い線)電池 につなげて光るか確認する
ほとんどのLEDの足は長いほうがプラス、みじかいほうがマイナス(普通の電池と同じ(でっぱってるほうがプラス))
20mA程度の電流で光るので、それ以上の電流を通すと焼き切れる。適した抵抗をいれる。LEDのデータシートを見て抵抗を計算する
※LEDの抵抗値の出し方
(電源電圧-順電圧値)÷流したい電流値(A)=抵抗値(Ω)
- 美大生とものぐさに便利な計算サイト http://akizukidenshi.com/catalog/contents1/led-r-calc.aspx
回路図
- 導通テスト
テスターの上のスイッチをΩ、トグルをサウンド、あるいはダイオードに合わせ、まず最初に測定棒同士をつけると音がなる、あるいは液晶の数値がかわることを確認する
抵抗につないでいるワニ口とLEDにつないでいるワニ口に測定棒をあわせて、音がなるか、数値が代わるか確認
電気が通るものであれば音がするかので、電気が導通しているか確認できる。音がならなかったり、1(無限大)と表示されたら導電していません。
- 電流をはかる
電流は回路の中をながれる電流をはかります。回路を組まなければはかれません。
テスターの上のスイッチをA、トグルをmAに合わせる、またはテスターの上のトグルをA→トグルをmAに合わせる
抵抗とLEDの間のワニ口をはずしてワニ口のかわりに測定棒を接続する。
→テスターをあてたときの電流が、LEDに流れる電流です
→テスターを介して電気がながれているので扱いには注意してください。扱いをまちがえるとテスターがこわれます。
※タクトスイッチの正面に注意。足の付根が見えている方を手前にします。
ボタンをおすとオンオフできる
可変抵抗をまわすと、光り方や速さがかわる
ではこれを自動で制御するには?
PC用の入出力デバイスとしてもつかえるし、単体でもつかえる便利なツールキットです。
小柳さんが、Maxのデバイスとして使う方法を後半でやります。私のほうでは、単体で使う方法を先にやります。
Maxとの連携をすると、PCの音や映像と、デバイスを連携できます。便利。
PCの入力は、キーボードやマウスが基本的ですが、自分でいろいろな入力デバイスがつくれます。 出力も、モニターだけではなく、光、音などいろいろできます。
オープンソースハードウェア・ソフトウェア、学習/開発環境のツールキット。クリエイティブ・コモンズ・ライセンスで使うことができます。
ハードウェアは、秋月電子、千石電商、amazonそのほかで買えます。
ソフトウェアは以下からダウンロードしてください。
https://www.arduino.cc/en/Main/Software
https://www.arduino.cc/にはサンプルや回路の組み方などもたくさんのっています。
Arudinoは USBからの電力、あるいは7〜12V(1A)のアダプタで動き、GNDがあります。GNDは、回路のGND(−)につなぐこと
Arudinoから5Vあるいは3.3Vの電源を供給することができます
- Arudinoにはデジタル、アナログ入出力があり、センサーやスイッチの入力、モーターやLEDなどの出力を制御します。
- C/C++で書いたプログラムをArudinoのICにコンパイルすることによって、PCからはずして動作させることができます。
- ライブラリFirmataを使うことによって、PC側のjavascript やMax/MSPで書いたアプリケーションと同期させて動作させることができます。
- arudino自体は3000円くらいで買えますが、オープンハードウェアなのでいろいろ安価なものがあります。私が良く使っているもの(※コンパイルに工夫が必要なのでmacで使うときは注意 参考)。
- 美大生がやりたいことレベルならだいたいがサンプルソース(ファイル→スケッチ例)で賄えるような気がします。ソース内に回路図など、チュートリアルのurlがあるので、時間を見つけて自分で上から試してみるのをおすすめします。
- この二冊は超おすすめ。自力で制作するためにも持っておくとよいです(研究室にもあります)
arudinoをはじめよう
Prototyping Lab
- ArudinoとPCをUSBケーブルで接続します。
- LEDの+側を、arudinoの13番ピンに、マイナスをGNDに指します。
手順
3) Arudino IDEを立ち上げます。
4) Arudinoの接続を、ツール→シリアルポートで確認します
5) ファイル→スケッチ例→01 Basicから"Blink"を選びます
6) ソースをチェックし、コンパイルしましょう
ArudinoはPCからの電源で駆動しますが、プログラムを書いたあと、PCから抜いて 7V〜12VのACアダプターや、電池(9V)、携帯のバッテリーなどをつないでも大丈夫です。そのとき、2つの電源をささないように注意してください
コードの書き方の基本
・ void setup(){} が初期化(一回だけ実行)
・ void loop(){} が処理(繰り返し実行)
・ // と入れると1行コメントアウト(プログラムの中で参照されません)
・ /* */ でかこむとまとめてコメントアウト
・ 処理の最後には必ず ; をつける
・ {}はかならず閉じること
注意
※Arudinoを認識しないときは:
-
シリアルポートでusbを認識しているか確認する。
- シリアルポート
に出てくる設定を全部試してみる。
-
それでもだめなら、ArudinoのUSBケーブルをさし直す
-
それでもだめなら
Arudino IDEを閉じて再度立ち上げる
- それでもだめなら、arduinoに接続していた線をすべて抜き、usbもさしなおしてシリアルポートを確認する
- それでもだめなら、arduinoに接続していた線をすべて抜き、usbもさしなおしてArudino IDEを閉じて再度立ち上げる
-
それでもだめなら、コンピュータを再起動
-
それでもだめなら、コンピュータのネットワーク設定か、Arudinoに問題があります。
原因
- 回路に問題がある場合。電流が逆流してArudinoの安全回路が作動し、PCと繋がらなくなることがあります。その場合はArudinoにささっているワイヤをいたんすべて外して接続確認します。
- Arudinoに問題がある場合。Arudinoがつながるコンピュータにさしてみて、問題のArudinoが動かないようであればArudinoに問題があります。その場合はArudinoをとりかえてください
- Arudinoはちゃんと動く場合。コンピューターのネットワーク設定に問題があることがあります。違うアカウントを作ってそこにArudino IDEをインストールし、テストしてみてください。
そのほか注意
※LEDのGND側と+側を間違えないこと。光りません。
コードについて:pinMode関数 (日本語リファレンス)は、Arduinoマイコンが持っているデジタル入出力ピンの設定をします。
"LED_BUILTIN"は、ボード上に標準搭載されているLED=ビルトインされているLED,という意味で、ArudinoUNOの場合は13番ピンが兼ねています。別のピンをつかうときは、ここを書き換えます。